2023年11月22日 (水)

つぶやき:浜松

浜松に引っ越して2年半になりますが、引っ越したタイミングがコロナ禍であったこともあり、浜松について紹介したことがありませんでした。そこで今日は、浜松の紹介をしたいと思います。

浜松と言えば、浜名湖のうなぎを思い浮かべる人も多いと思います。かくいう私も、大のウナギ好きとあって、引っ越したその日にウナギを食べに行きました。とはいえ、私の生まれ育った福岡もウナギが美味しい土地として有名ですし、そもそも国産ウナギの約60%は鹿児島県産と宮崎県産であり、福岡、熊本、大分も産地であることを考えると、私がウナギに対して口が肥えていることはご理解いただけると思います。ちなみに、静岡県は国内第4位(シェア9%)と、思ったより少ない印象です。

うなぎの調理法の話題になると、関東風vs関西風といった表現をよく耳にします。しかし、私にしてみると、関西とか関東とかにこだらわず、美味しい食べ方を好む福岡県人流の食べ方が一番だと思っています。ちなみに、同じ福岡県出身の堀江貴文氏が、うなぎ料理は地元に限ると何かの番組か動画で話しているのと聞いた事があります。おそらくうなぎは調理法によって味が左右されるものであり、好みもいろいろと分かれるのでしょう。

浜松のウナギ料理屋には、関東風も関西風も、その両方のミックスも存在すると言われています。一般的には、関東では背開きをし蒸して調理すると言われており、一方で関西では腹開きをし焼き中心で調理すると言われています。実を言うと、銀座の名店で関東風と呼ばれる「うな重」を食べたことがありますが、私の口にはあいませんでした。。。浜松に来て最も残念なのは、「これは!」と私をうならせるうな重にいまだ出会っていないこと。。。ちなみに、静岡では関東風の納豆が販売されているのですが、納豆に付いているタレの味が私の口には合わない。とうことで、きっと、ウナギの蒲焼きのタレの好みも影響しているのだろうと思います。

食べ物で言うと、「さわやか」というファミレス(ガストみたいな感じです)のハンバーグが有名です。私は全く知らず、知人に教えてもらって初めて知りました。御殿場にあるアウトレットモール内にも支店があり、順番待ちの整理券が開店と同時に完配、数時間待ちという人気だそうです。この御殿場アウトレット店や、静岡県内にのみに存在することがこのレストランを有名にしたのでしょう。袋井市という浜松市から車で約30分のところに本店があることから、どちらかというと静岡市よりは浜松市よりのお店です。

どんなファミレスか紹介すると、店内の印象は、ほぼほぼガストです。週末や祝日の前日の夕方は、高校生や大学生で賑わっています。噂を聞いたビジネスパーソンや旅行客にも人気で、幅広い年齢層に親しまれているそうです。名物は、ハンバーグ!「げんこつ」と「おにぎり」という表現の2種類のサイズがあり、鉄板上で食べるスタイルです。印象深い点を以下にまとめます。

1:肉汁を味わっていただくために赤身が残るレアでお出ししておりますがよろしいでしょうか?と聞かれる。ハンバーグでレアはちょっと、と答えると、当店では100%国産牛を使用しており、つなぎなどを用いていませんので、赤身肉でも安心して召し上がることができます、と説明される。

2:野球ボールのように丸いハンバーグが鉄板にのって登場。店員がソースがはねますのでお持ちくださいといって、大きめの紙製ランチョンマット(Place mat)を客に持たせる。店員が、丸いハンバーグを半分に切り、鉄板に押しつけ、その上からソースをかけると、ソースが飛び跳ねる。

3:そこまで赤身肉が残っているとは思わずに、悠長にハンバーグをカットすると、「挽肉状態ではないか!」と思える赤身肉が出現。ここで慌てて鉄板に赤身状態の部分を押し当てるも、時すでに遅し。鉄板の温度が下がり焼けない。。。

4:困っていると、店員が、焼き加減が気になるようでしたら鉄板をお取り替えしましょうか?と声を掛けてくる。いいんですか?と遠慮しながらもお願いすると、熱々に熱せられた鉄板が登場。食べかけのハンバーグを新しい鉄板に載せ替えてくれる。ここで感心したのは、人参・ジャガイモ・ブロッコリーといった温野菜の付け合わせが新しい鉄板にものっていたこと。ここからは、上品なナイフ使いは忘れ、ハンバーグを一口大に切り刻み、鉄板に押し当て赤身部分を調理。

挽肉状態のままでも良い方もいると思いますが、私は、鉄板に押し当てて熱々に焼けた方が好きなので。

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店員によって真っ二つに切られ、鉄板に押しつけられたハンバーグ。手前が、飛び跳ねるソースから身を守る紙製のランチョンマット。 挽肉のまま?とも思えるハンバーグの中の赤身肉。気になる人は、鉄板が熱いうちに押し当てて焼くシステム。

最後にご紹介するのは、食べ物では無く飛行機。ブルーインパルスです。

ブルーインパルスは、航空自衛隊浜松基地の所属であったことはご存知でしょうか?浜松市民にとっても、航空自衛隊関係者にとっても悲しい事故が発生し、今は松島基地に所属しています。各地の航空自衛隊駐屯地でも航空フェスティバルが開催されていますが、浜松でも10月に開催されます。コロナ禍では中止が続いていたようですが、ようやっと再開され、今年も賑わっていました。とてもラッキーなことに、自宅付近からもブルーインパルスが楽しめます。University of Washington に留学していたときに当時住んでいた寮で眺めていた、シアトルの航空ショーを懐かしんでいました。

Img_18141_2 ブルーインパルスが大空に描いた星「スタークロス」。中心右上に見えるのは、星を描く直前に描かれた垂直上昇開花。

参考資料

都道府県別養殖ウナギ収穫量, https://www.unagi-nichimanren.or.jp/document.html, 日本養鰻漁業協同組合連合会, 2023Nov.22