2022年4月23日 (土)

学生さん(M1)2名が学会発表をしました。

発表したのは、IEEE MTT-S/AP-S Nagoya Chapterが主催する中部地区学生発表会2022Springです。

大学生時代から海外を含め、いろいろな土地で活動をして参りましたが、実は、静岡県がカテゴライズされる中部地区での活動は私にとって初めての地なのです。どの範囲が中部地区と呼ばれるかについてすら、ほとんど意識せずに生きてきましたので、なんとも不思議な気持ちでおります。

IEEE MTT-S/AP-S Nagoya Chapterというのは、米国に本部がある電気電子通信系の学会IEEEの、マイクロ波やアンテナ・電波伝搬に関する研究者の、中部地区のコミュニティーのことです。中部地区なのに何故「Nagoya Chapter」なのかについてはお察しください。他にも、九州地区は「Fukuoka Chapter」, 中国地区は「Hiroshima Chapter」といった具合に、その地区の代表的な都市名が付けられている、なんとも不思議なコミュニティです。(※個人の意見です)

とはいえ、静岡大学赴任初年度からこの「IEEE MTT-S Nagoya Chapter」の運営役員をやっている関係で、運営(裏方)もやりながら、学生さんの発表もサポートしながら、と忙しい日々をおくっておりました。

関連リンク:IEEE MTT-S Nagoya Chapter

2名の学生さんが、B4の時に勤しんだ研究内容について発表しました。今回は、惜しくも優秀発表賞を逃しましたが、次回は狙うぞ!と、日々努力しています。

2022年4月 1日 (金)

はやいもので静岡大学に赴任して1年が経ちました。昨年度末に執筆した自己紹介記事が「静岡大学工学部メルマガ34号」に掲載されました。ご興味ありましたら是非ご覧ください。

https://www.eng.shizuoka.ac.jp/outline/magazines_34/

以下、上記URLが消失した場合に備えた記事内容記録です。(内容は上記URL公開のものと同じです)

 2021年4月に工学部電気電子工学科に着任した松永真由美(まつなが まゆみ)です。九州大学・大学院(修士・博士後期)を卒業・修了後すぐに愛媛大学の助教となり、令和4年度で大学教員歴23年目を迎えます。様々なご縁に導かれ、米国ワシントン大学(シアトル)、京都大学や東京工科大学における研究や教育活動を得て、約1年前に静岡(浜松)の地に参りました。昔から私をよく知る友人知人は、「真由美は西から東へと旅路を進めているので、次は海を越えて東へ進むのか?それとも北か?と思っていたが、少しだけ西へ戻ったのね(笑顔)」と言います。しかし、当の本人は、偶然の導きで西から東へと旅路を進めているだけで、そのこと自体には何の意味も無いと思っています。私自身は常に、世界中の何処であっても私を受け入れる勇気を持ってくださった組織(大学)において、私の役割を精一杯果たすことに精進しているだけなのです。従いまして、私を受け入れる勇気を持ってくださった静岡大学には感謝すると共に、私も役割を果たすという勇気をもって精進しております。

 大学生の頃より「電磁波工学」を専門としています。電磁波の物理的振る舞いを数学的に表し数値解析する手法を提案し、実用技術へ応用する事が私の研究者としての役割です。電磁波はありとあらゆる技術へと応用されていることから、電気電子分野に限らず携帯電話から宇宙にいたるまでの様々な学問分野や技術分野の皆様と一緒に未来を創造することにチャレンジする日々を送っています。一方、教育者としては、IoT技術の発展を背景に需要が高まるマイクロ波技術者・研究者の育成を「若者たちが自らの頭で考え自らの人生を切り開く勇気を持つお手伝い」をモットーに、何事も学生たちと一緒に考え一緒に歩む姿勢で行っています。