2022年4月 1日 (金)

掲載記事:静岡大学工学部メルマガ

はやいもので静岡大学に赴任して1年が経ちました。昨年度末に執筆した自己紹介記事が「静岡大学工学部メルマガ34号」に掲載されました。ご興味ありましたら是非ご覧ください。

https://www.eng.shizuoka.ac.jp/outline/magazines_34/

以下、上記URLが消失した場合に備えた記事内容記録です。(内容は上記URL公開のものと同じです)

 2021年4月に工学部電気電子工学科に着任した松永真由美(まつなが まゆみ)です。九州大学・大学院(修士・博士後期)を卒業・修了後すぐに愛媛大学の助教となり、令和4年度で大学教員歴23年目を迎えます。様々なご縁に導かれ、米国ワシントン大学(シアトル)、京都大学や東京工科大学における研究や教育活動を得て、約1年前に静岡(浜松)の地に参りました。昔から私をよく知る友人知人は、「真由美は西から東へと旅路を進めているので、次は海を越えて東へ進むのか?それとも北か?と思っていたが、少しだけ西へ戻ったのね(笑顔)」と言います。しかし、当の本人は、偶然の導きで西から東へと旅路を進めているだけで、そのこと自体には何の意味も無いと思っています。私自身は常に、世界中の何処であっても私を受け入れる勇気を持ってくださった組織(大学)において、私の役割を精一杯果たすことに精進しているだけなのです。従いまして、私を受け入れる勇気を持ってくださった静岡大学には感謝すると共に、私も役割を果たすという勇気をもって精進しております。

 大学生の頃より「電磁波工学」を専門としています。電磁波の物理的振る舞いを数学的に表し数値解析する手法を提案し、実用技術へ応用する事が私の研究者としての役割です。電磁波はありとあらゆる技術へと応用されていることから、電気電子分野に限らず携帯電話から宇宙にいたるまでの様々な学問分野や技術分野の皆様と一緒に未来を創造することにチャレンジする日々を送っています。一方、教育者としては、IoT技術の発展を背景に需要が高まるマイクロ波技術者・研究者の育成を「若者たちが自らの頭で考え自らの人生を切り開く勇気を持つお手伝い」をモットーに、何事も学生たちと一緒に考え一緒に歩む姿勢で行っています。