2017年6月28日 (水)

今年前半の振り返り~その1~

皆様、梅雨の季節をどう乗り越えてますか?何故か、会う人会う人、研究室の湿度が高いよ!と言ってはいたものの、やはり高い状況に少々驚いている今日この頃です。

もう梅雨の季節だというのに、何故か、今年前半を振り返るところからどうしても始めたいワタシ。少しおつきあいください。

既に公表しました通り、4月に大学を変わりました。という事は、就職活動中だったはずなのですが、今年1月も海外出張しておりました(笑)たぶん、半分就職活動を兼ねてたんだしょうねぇ(まるで人ごと)。

行き先は、マレーシアの首都、クアラルンプール。Malaysia-Japan International Institute of Technology (MJIIT)という大学で、ワークショップを開催しておりました。TPC(Technical Program Committee Chair)といって、要するに、本ワークショップのプログラム構成に関して権限をもっている役割を担っていたこともあり、「4月から私どうなるんだろう?」という不安を抱えながら、「いざ、クアラルンプールへ」と行っていたわけです。

現在、早期公開中の論文に発表した研究成果を発表を致しました。

松永真由美、「隣接2周波でそれぞれ左右の円偏波を放射するクロス形状のループアンテナ」、電子情報通信学会論文誌B

本件については、また今度紹介します。ちなみに、ダウンロードには、お金がかかります。研究者同士であれば、別刷りやりとりできますので、お問い合わせフォームで連絡ください。

このMJIITですが、大学名に、マレーシア・日本と入っているとおり、日本人の先生方が多く派遣されたり、採用されたりして、日本の誇る工学技術を教えている大学です。

Mjiit1

という訳で、日本の大学を定年退職後、こちらの大学で、精力的にかつ高い技術を熱心に指導なさっている先生を頼りに、この様な大学でも働けたら良いなぁなんて思っていた次第です。その技術力を示すかの様に、5Gに関わる研究を紹介する展示ブースもあり、とても魅力的な大学でした。

Mjiit2

結果、3月になって、東京工科大学に就職が決定しましたので、この度は、日本に留まる事になった訳です。

それにしても、女性の活躍がめざましいマレーシア。魅力的です。本大学のトップは、女性教授でしたし、多くの女性教員、女性学生が活躍していることが一目でわかります。このトップの女性教授に「あなた、日本人の女性なのに教授?本ワークショップのTPC Chair(プログラム委員長)?」って言われちゃいました。日本って、とーっても意識の低い国だって言われてるって事ですよ!分かってます?

日本人の男性教員に言わせると、「男性が働かない国だから」とか、「あたたかい国だから男性がのんびりしてるんだ」よとか言いますが、そんな言葉で片付く話じゃ無いと思いますよ!

思わす、「日本人の男性は、「家庭」って概念に、もっと気楽になって良いんじゃ無いの?」って言っちゃいました。つまり、あまりにも、「自分たちが働いて養わないと」とか、もっとそもそも論で言うと、「家庭ってものはこうあるべきだ」とか、「俺たちは家庭を守ってるんだ」とか過度に思い込みすぎです。もっと、平和的に、そして、楽しく、「みんなで協力し合って、生活そのものを楽しもうって気になってくれませんかねぇ」と、私は、そのときは説明しました。

職場でも、みんなで助け合って何かを成し遂げるでしょ?協力体制とか、チーム力とか問われる時代でしょ?一人で抱え込んで何かを成し遂げたってあまり評価されない時代だし。それと同じですよ。家族がみんなで助け合って、やれることを分担して、そして、それぞれ希望や夢を協力して応援したり、一緒に成し遂げたりしながら、楽しく前に進んでいく。それが、家族なんじゃないかなぁとそう思う今日この頃です。